こんにちは、ハヤシ整体の次男の大作です。
今日は「股関節の話①」です。
2才のお子さんがいる20代女性の来院です。ご実家のお店を手伝われている彼女は子育ての合間を縫って立ち仕事をされています。ご主人の帰りが遅く朝は早いという週間リズムです。
1ヵ月前から右の股関節に違和感があり、足を上げるとカクカク音がして痛みになることがありました。生活に支障が出ています。
骨格のバランスを見ると、立ち姿が前傾で、背中が丸く、巻き肩です。右足が短い。10㎏になるお子さんを抱っこするので前傾は当然かもしれませんが骨盤は後傾しています。色々なお話を伺う中で原因のヒントが見えてきました。家での彼女の姿勢は、両膝を抱える体育座りが多く、寝る時も膝を抱えるように背中を丸めて寝ているようです。また、右足を軸に動いていることもから、立っている時は右足に体を寄せています。なので右足が左足より明らかに太いのが個性的です。
人は体の前で作業することが多く、前面の筋肉が短縮して後面の筋肉が伸長されて硬くなる傾向です。そして骨盤の後傾とはまさに腹筋群が短縮して硬くロックされています。こうなると自分で姿勢を正すのは難しいのです。むしろ体を丸めている方が楽なんですね。
以上の事を踏まえて、前面と後面の筋バランスを取りながら特に腹筋の硬縮を緩めて骨盤の矯正をしていきます。元々、身体の柔らかい体質の方です。お尻もヒップアップされて腰も引き締まりました。顎の歪みも整えてお顔もシャープになりました。これでアグラをかいて授乳も出来ます。
この夏は、お子さんに手がかかるので、彼女はシャワーで軽く済ませることが多かったようですが、これからはご主人に協力してもらい、なるべくお風呂に入るように勧めました。体の芯から温めて全身の血流を良くしてもらいたいです。最後にお腹を緩めるうつ伏せのユラユラ運動を勧めました。